禁煙>食べたり話したりができなくなる口腔ガン

『口腔ガン』について紹介します。
口腔ガンとは、その名の通り口の中にできるガンです。舌・歯肉・
口底・頬など場所は様々です。
わが国における口腔ガンの罹患率は、ガン全体の約2％となっており
そんなに多くない印象を受けている人が多いです。
しかし、大病であることは確かですので、最悪の場合は死に至ります。
運よく死を免れたとしても、食べる・飲む・話すなどの口を使う動作に
制限がかかってしまうケースが多いです。

自覚症状ですが、痛みや出血はほとんどみられません。口内に硬いしこりや
境界がはっきりとした腫瘍ができることで気づくケースがほとんどです。
口内炎と間違えやすく、放置してしまう可能性が高いので注意が必要です。
簡単にできる区別の仕方は『触ってみる』です。口内炎はブヨブヨとして
柔らかいのに対し、ガンは堅いです。堅い場合は早期に受診しましょう。
また、「柔らかい→口内炎→安心」と決めつけないようにしましょう。
口内炎であってもなかなか治らない場合は、念のため受診しましょう。

口腔ガンの一番の原因はタバコです。喫煙者の口腔ガンによる死亡率は
非喫煙者の4倍というデータが出ています。
喫煙者の中でも、女性より男性の方が発症しやすいというデータも
出ています。その男性の中でも50歳以上が特に発症率は高いです。
また、アルコールも原因の一つとされています。お酒とタバコ両方を
楽しんでいる人は注意が必要です。