禁煙>動脈硬化で体の栄養循環がストップ！血管の破裂の恐れも！

動脈硬化とは、動脈にコレステロールや中性脂肪などがたまって
弾力性や柔軟性を失った状態を指します。動脈はもろくなり、心臓や
脳などの臓器や筋肉などの組織に酸素や栄養が十分に供給されなく
なってしまいます。動脈硬化が進行すると、狭心症や心筋梗塞などの
心疾患、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患を引き起こしやすくなります。
これらは死に至ることが多い、恐ろしい病気です。

有名なことですが、タバコは動脈硬化の原因の中でかなり重視されています。
タバコの煙には多くの有害物質が含まれていますが、動脈硬化促進に
働くものとしては、ニコチン・一酸化炭素があげられます。
ニコチンは悪玉コレステロールの働きを促進し、一酸化炭素は動脈の内壁を
損傷させることで知られています。

喫煙によって一酸化炭素の血中濃度が上昇し、動脈内の内壁を覆っている
細胞膜が痛みます。この細胞膜が損傷すると、動脈を修復する成分が
発生しなくなり、動脈がどんどん硬くなってしまいます。
修復する成分が発生しなくなるので、一酸化炭素によって傷つけられた細胞膜は
そのまま放置されることになります。すると、ニコチンによって活性化された
悪玉コレステロールが、細胞についた傷から内壁に侵入して動脈をさらに
硬直させてしまうのです。