禁煙>タバコの定義とその歴史

タバコとは、ナス科タバコ属の植物およびタバコの葉を加工した
嗜好品のことです。
葉巻・パイプタバコ・刻みタバコ・嗅ぎタバコ・噛みタバコ・
紙巻きタバコなど、様々な形態で利用されています。
世界において最も生産されているのはニコチアナ・タバカムと
呼ばれる品種です。北米先住民にとってタバコは神への供物であり、
呪術的治療のための薬草や嗜好品として利用されていました。

日本にタバコが登場したのは南蛮貿易がきっかけとされています。
有名な歴史人である豊臣秀吉は、実は愛煙家だったそうです。
ですが、後に体に悪い事から忌避し始めます。
徳川家康は健康志向だったとされており、タバコの危険性にいち早く
気づいたようです。また、タバコを吸う家来はすぐに仕事をサボる傾向が
あったようで、タバコ禁止令を出したとされています。

江戸幕府の頃は、タバコに関して死刑を含む厳しい規制もあったそうですが、
実際のところその規制は不完全だったみたいです。
時が流れ慶長に入ると、藩の収入として活用できるという考えが出始め、
タバコを町人たちに普及し始めました。
明治時代には、国産の紙巻きタバコが『愛国の証』として急速に普及し、
親しまれるようになりました。また、同時に戦費を得るという目的も
あったと言われています。